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2024年11月22日金曜日
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2024パリ五輪「環境に優しい木材」で建設された選手村と競技場が注目の的に!

パリ五輪レスリング競技場シャン・ド・マルス・アリーナ/写真=五輪組織委員会2024パリ五輪公式サイト

国際オリンピック委員会(IOC)の持続可能な国際大会(Greener Agenda)をテーマに開催された「2024パリ五輪」が、先月26日の開会式を皮切りに、17日間のスポーツの祭典が開幕し、環境に配慮した木材で建設された五輪選手村と競技場が注目されている。

五輪競技場のうち95%を、既存施設や臨時施設に活用し、選手村やプールなどのいくつかの建物を新たに建設したと発表した。また、新たに建設された施設の主要材料はすべて、炭素排出を減らす持続可能な建築素材を使用し、パリ五輪に適用された「フランスの森2024(France Bois 2024)」プロジェクトは、自国の木材を50%以上使用することを目標に定めた。

今回の五輪開催のために新たしく建設された代表的な木造建築物は選手村、プール、レスリング競技場が挙げられる。

パリ北部に建設された選手村は、木材と低炭素鋼を組み合わせた低炭素ハイブリッド建築システムで建設された。7階以下の建物はすべて木材とガラスのみで施工され、8階以上の建物は鉄骨構造となった。選手村は五輪終了後、6000戸の社会福祉住宅として再利用される予定だ。

プールは建築物の大半をリサイクルする今回新たに建設され永久的な建築物として注目を集めている。総収容人数5000人、屋根の面積だけて5000㎡に達する大型競技場の骨組みは木材であり、観客席はリサイクルプラスチック、センター内部はすべて木材で構造された。

エッフェル塔近く公園に建設されたレスリング競技場も木材で建設され、レスリングと柔道、パラリンピックが行われるこの屋内競技場は、競技終了後、すぐに解体され木材は他の建物に再利用される。

フランスは木造建築のために自国産の木材を使用し、伐採された土地へ新たに木を植えて、代替する方法でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出をゼロにすること)を実現する計画だ。カーボンニュートラルに足りない部分は、カーボンクレジット(企業間で温室効果ガス排出軽減量を売買できる仕組み)の利用、植林事業への投資など、カーボン・オフセット事業で補填することにしている。

一方、延べ面積100㎡の木造建物1棟は、二酸化炭素40トンの削減効果があると分析されている。特に、木材は同じ体積を生産する際に必要なエネルギーが、アルミニウムの791分の1、鉄鋼の191分の1とエネルギー削減型のカーボンニュートラル素材として評価されている。また、鉄筋コンクリートに比べて強度が400倍高く、地震に強く断熱性能と耐火性能も優れていることが調査された。

韓国林野庁によると、韓国では最長地上7階の木造建築物である森林福祉総合教育センターが、今年下半期に大田(テジョン)西区に竣工予定だ。この建物は、木材1363㎥が利用され二酸化炭素1249トンの貯蔵効果を持つ。

林野庁パク・ウンシク森林産業政策局長は「現在、木造建築活性化に向け制度を整備中であり、木造建築の標準単価と林野庁の審議委員会も運営予定だ」と述べ、「林野庁は公共部門の先導事例のために全国23か所で総額2190億ウォン(約242億3852万円)規模の木造建築物、補助事業を進めている」と語った。

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