親の車を許可なく運転し事故を起こした息子が保険適用を受けられず、刑事処罰を受けることになった話が伝えられた。
先月26日午後7時半頃、慶尚北道（キョンサンブクト）慶州（キョンジュ）市のある道路でバイク運転手A氏が交差点を通過しているところ、左折してきた白い車と衝突した。A氏は相手の過失が明確だったため、相手の責任100%（100:0）の判定を受けたという。
しかし、レンジローバーの運転手21歳男性B氏は、母親の車を許可なく運転していた状況で、家族特約がないため「無保険」という状況だった。A氏はバイクの修理費などを要求したが、B氏の父親は「修理費が高くて払えない」と言い、息子が刑事処罰を受けても構わないという立場であった。
困ったA氏はこの事故をYouTubeチャンネル「ハン・ムンチョルTV」に通報した。
ハン・ムンチョル弁護士は3日、ライブ配信で「B氏側の保険に『家族特約』がない場合、基本的な対人被害に対する補償（対人補償Ⅰ）のみが可能で、修理費などの対物補償は一切不可能である」と説明した。また「民事訴訟をして損害賠償を請求する方法しかない」と述べた。
引き続き「負傷などの対人被害の場合、A氏の保険を通じて『無保険車傷害』で治療を受け、B氏に求償権を請求することも可能である」、「負傷の程度によってB氏は全治1週の場合50万〜100万ウォン（約5万〜10万円）、全治2週の場合100万〜200万ウォン（約10万〜20万円）の別途の罰金を支払わなければならない」と付け加えた。
これを視聴したネットユーザーは「父親の態度を見ると息子が常習犯だったようだ」、「一瞬の過ちで大きな代償を払うことになった」、「残念だがA氏も断固として対応すべきだ」とB氏を批判した。