中学校の同級生が判事と受刑者として再会し話題になった動画の主人公が、再び犯罪を犯して刑務所に収監された。
先月の8月27日、アメリカのメディア「CNBC」は「判事と中学校時代の同級生であることに気づき、涙を流して話題になった犯人が、再び同様の犯罪で刑務所に戻った」と報じた。
マイアミ警察は、アーサー・ナサニエル・ブース(58歳)が、今月初めにマイアミで女性から高級ネックレスを強奪した疑いで逮捕されたと伝えた。
彼は、道端でタイヤを交換していた女性に道を尋ねるふりをして犯行を行った。
また、配管工を装って別の被害者の家に入り、宝石箱を盗んだ疑いもかけられている。警察は監視カメラの映像を通じて彼を追跡し、逮捕した。彼は暴行及び暴行による強盗、連続窃盗などの疑いをかけられている。
この事件は、彼が同様の容疑で裁判にかけられた後、中学校の同級生である判事と再会した2015年から約10年ぶりの出来事だ。当時の裁判映像は世界中のSNSで大きな話題となった。
話題になった映像では、担当判事のミンディ・グレイザーが「ノーチラス中学校に通っていたことがあるか」と尋ね、その同級生であることを認識したブースが涙を流しながら崩れ落ちる場面が映されている。
グレイザー判事は「彼は中学校で最も優しく、最高の子供だった」と述べ、「彼とは一緒にフットボールをしていた仲間なのに、今何が起こっているのか」と語りながら、ブースとの学校時代を回想した。
判事は「ブースさん、あなたが自分の生き方を改め、この状況から抜け出し、合法的な生活を送れることを願っている」と励ましの言葉をかけた。
しかし残念ながら彼は再び犯罪を犯し、再び刑務所に戻ることとなった。