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2024年11月22日金曜日
ホームトレンドアメリカ最大の食品企業が新しく発売する「缶詰のカルボナーラ」パスタの本場イタリアから非難の声殺到

アメリカ最大の食品企業が新しく発売する「缶詰のカルボナーラ」パスタの本場イタリアから非難の声殺到

アメリカ最大の食品企業「ハインツ」は、先月8月29日(日本時間)に新製品の発表を行なった。これを受けてイタリアからは、「ありえない」、「イタリア料理の侮辱」との声が上がっている。

ハインツはこの日、イギリスで缶詰のカルボナーラを発売すると発表し、「手軽にカルボナーラを楽しめる」と宣伝した。

これに対し、パスタの本場であるイタリアからは激しい反発があった。カルボナーラは、グアンチャーレ(豚の頬肉または肩肉を使用したイタリアの塩漬け肉)を炒めて油を出し、卵の黄身、チーズ、胡椒を混ぜたソースで麺を和えたパスタの一種である。

写真=Newsis

イタリアでは毎年4月6日が「カルボナーラの日」と定められており、それほどカルボナーラはイタリア国民にとって重要な料理として認識されている。

イタリア観光省のダニエラ・サンタンケイ長官は、製品発売のニュースが伝えられた翌日の8月30日、X(旧ツイッター)に缶詰カルボナーラ発売の記事をキャプチャし、「イタリア人は食に対して真剣だ」と投稿した。

イタリアの有名シェフたちも缶詰カルボナーラについて声を上げた。ジャンフランコ・ヴィッサーニは「このような製品はイタリア料理と文化を破壊する」とし、「缶詰カルボナーラは恥ずべきものだ」と非難した。

ローマの有名レストラン「グラス・オスタリア」で働くシェフ、クリスティナ・バウアマンも「(缶詰製品は)私たちの料理の異端児だ」とし、「恐ろしいアイデアだ」とコメントした。

また、ローマにある別の有名レストランのシェフ、アレッサンドロ・ピペロは、イタリア現地メディアのインタビューで「変化をもたらすことはできるし、私も料理の現代化や変化には反対しない」としながらも、「それでもカルボナーラを猫の餌のように缶詰に詰めるのは許されるのか」と強い反発を示した。

シェフたちだけでなく、一般の人々もSNSを通じてこの製品への否定的な反応を示している。 韓国メディア「聯合ニュース」によると、「もし地獄があるなら、この製品がその象徴だ」というコメントが相次いで寄せられているという。

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