願いを込めてお参りをする伝統的な宗教施設である神社にて、日本人女性と性行為を行った容疑で外国人が逮捕された。
4日、CNNの報道によると、警察は先月22日、沿岸都市である気仙沼の神社の境内で、40代の日本人女性と性行為を行った60代のオーストリア人男性Aを「礼拝所不敬罪」で逮捕したという。Aは現在、拘留から解放された状態である。
警察は40代の日本人女性B氏については逃亡の危険がないと判断し、逮捕をしなかった。
また、警察は、A氏の処罰に関する詳細内容は公開できないと述べ、彼が観光客なのか居住者なのか等についても明らかにしなかった。
ただし、このような事件の場合、必ずしも強制送還することで結論を下すのではなく、罰金処分となる可能性もあると伝えた。
日本で、このような「礼拝所不敬罪」で外国人が処罰されるのは、今回が初めてのことではない。昨年、17歳のカナダ人の少年は、日本の有名な寺院内の柱に爪で「Julian」という名前を刻んだことにより、警察に連行された。当時、この少年は両親と同行していたという。
彼は警察の調査で「日本文化を傷つけるつもりではなかった」と述べたと伝えられている。
神社は、日本固有の宗教である「神道」の信仰に基づいた祭祀施設である。2010年代基準で、ある程度の大きさを誇る神社は、日本国内に約8万8000カ所があった。同時期に、全国のコンビニエンスストアの数が、5万店余りであったことを考慮すると、神社はコンビニエンスストアよりもはるかに多いことになる。
その中で特に広く知られている神社は、東京にある靖国神社である。
日本の右翼にとっては、日本の帝国主義と国家神道を象徴する一種の聖地として扱われているが、第二次世界大戦時の日本帝国の戦争犯罪者が合祀されているため、現在も国内外で多くの議論が紛糾されている場所である。