韓国で裸に段ボール箱を身に着けただけの姿で通行人に自分の胸を触らせたとして、公然わいせつの容疑で起訴された20代の女性、A氏が法廷で容疑を否認した。
A氏の弁護人は12日、ソウル中央地裁で開かれた初公判で、「事実関係自体は認めるが、当時露出していた部位やその程度を考慮すれば、わいせつな行為とは言えない」と主張した。
共に起訴された成人コンテンツ制作会社の代表ら2名も、同様の立場を表明した。
A氏らは昨年10月、ソウルの狎鴎亭(アックジョン)や弘大(ホンデ)などの繁華街で、通行人に箱の中に手を入れてA氏の胸を触らせたとして、起訴されている。また、彼らはその場面を映像として撮影し、YouTubeなどに公開した。
この一件で「狎鴎亭段ボール箱女」として知られるようになったA氏は、「古い性文化を打ち破るパフォーマンスであり、行為芸術だ」と主張している。
裁判所は「その行為がわいせつ行為に該当するかどうかの法的評価が重要である」としており、10月24日に結審公判を開く予定だ。