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2024年11月22日金曜日
ホームニュース国境なき医師団が32年にわたるロシアでの活動を終了…ロシア法務省が外国NGOの登録を抹消

国境なき医師団が32年にわたるロシアでの活動を終了…ロシア法務省が外国NGOの登録を抹消

16日(現地時間)、スイスに本部を置く医療・人道支援活動を行う国際NGO「国境なき医師団」が、32年にわたり行ってきたロシアでの活動を終了すると発表した。

国境なき医師団は発表を通じて、「先月ロシアの法務省より外国NGOの登録を抹消した旨、通知を受けた」と明らかにした。

国境なき医師団のロシアの責任者は、「まだロシアには支援を必要とする多くの人が取り残されている。可能になれば、ロシアで再び活動したい」と語っている。

国境なき医師団は1992年にロシアに進出し、モスクワ、サンクトペテルブルク、ケメロヴォ、チェチェン共和国、ダゲスタン共和国など、様々な地域で結核の治療や予防、ホームレス支援などの活動を行ってきた。

ドイツのDPA通信は「2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、国境なき医師団はベルゴロド、ボロネジなどの両国の国境地帯でウクライナ難民に対する支援活動を行ってきた」と報じ、ウクライナ難民に対する人道支援活動が今回の決定に影響を与えたのではと示唆した。

また、ロシア政府が44名の正規職員を抱える国境なき医師団の登録を抹消した理由は明らかにされていないが、ロシアでは西側諸国に拠点を置くNGOを中心に年々、外国のNGOの活動に対する締め付けが厳しくなっていると説明した。

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