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2024年10月07日月曜日
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金正恩、核使用の意志を示唆「軍事衝突が生じればソウルと韓国は消滅する」と脅迫

引用=ニュース1(労働新聞)

金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を実名で挙げ、激しく非難した。金委員長は「敵が我々の警告を無視し共和国の主権を侵害する武力行使を図るなら、容赦なく核兵器を含む全ての攻撃力を使用する」と警告した。

北朝鮮労働党機関誌「労働新聞」は4日、金委員長が2日に西部地区の特殊作戦部隊訓練基地を視察中にこのような発言をしたと報じた。この発言は、尹大統領が今月1日の「国軍の日」行事で北朝鮮政権の終焉に言及した記念演説への直接的な反応と見られる。

金委員長は尹大統領の演説について、「尹錫悦傀儡が記念演説の場で反共和国への執念から抜け出せず、被害意識に基づいた長々しい演説文を朗読した」と述べた。また、尹大統領が韓米同盟について言及し「決然たる圧倒的対応」と「北朝鮮政権の終焉」を挙げたことに関して、「虚勢を張り好戦的な態度を露呈した」とし、「地域の安全と平和を害する勢力がまさに彼らであることを自ら認めた」と批判した。

金委員長は「核兵器を保有している国の前で軍事力の圧倒的対応を口にすることに疑念を抱かざるを得ない」と指摘し、北朝鮮の核保有国としての立場を強調した。「我々は長期間の困難な挑戦を乗り越え、核強国としての絶対的な力を不可逆的に確保した」と主張し、「核兵器保有国との軍事的衝突で生き残ることは無意味であり、そうした状況が生じればソウルと韓国の永続は不可能である」と脅迫した。

引用=ニュース1(労働新聞)

金委員長が尹大統領を実名で非難したのは、2022年7月の「全勝節」演説以来約2年ぶりである。当時、金委員長は尹大統領を「尹錫悦とその軍のごろつき」として激しく非難した。

金委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長も、朝鮮中央通信が発表した談話で、国軍の日行事でのB-1B戦略爆撃機とヒョンム-5ミサイルの公開について「核兵器保有国の前でのせせこましい仕打ち」と非難した。

北朝鮮の反応は、韓国が国軍の日行事で軍事力を誇示したことに対する敏感な反応と解釈される。

金委員長の視察には、リ・ヨンギル総参謀長やキム・ヨンボク副総参謀長、リ・チャンホ副総参謀長兼偵察総局長など軍高官が同行した。金委員長は訓練中に複数の特殊作戦部隊の訓練風景を参観し、「非常時には敵の中心部を攻撃し戦闘目的を完遂できる能力が発揮された」と伝えた。

公開された写真の中で北朝鮮人民軍は降下訓練や特定建物侵入訓練、煉瓦や木材を破壊する訓練などを実施した。南侵訓練の一環と見られ、金委員長は「どんな形の戦争にも自信を持って対処できる万能の戦闘員として育成された勇敢な兵士たちが我々の祖国をさらに堅固にする」と述べた。

また、特殊作戦軍が「共和国の戦争抑止力と戦争遂行能力の中枢的な核心資産になるだろう」と強調した。

引用=ニュース1

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