ニュージーランドのダニーデン空港が、出発客との別れの時間を制限する新たな規則を導入し、議論を呼んでいる。
CNNやニューヨークポストなど海外メディアが19日に報じたところによると、同空港は車両降車エリアでの別れの時間を3分以内に制限。「長時間の別れを希望する場合は駐車場をご利用ください」との看板を設置した。
なお、同空港では見送り用の短時間駐車を15分まで無料で提供している。
ダニエル・デ・ボノ空港CEOはニュージーランドのRNZラジオの取材に対し、「降車エリアでの長時間の別れの挨拶により、他の利用者のスペースが確保できない状況が発生している」と説明。さらに「20秒程度のハグでも愛情ホルモンのオキシトシンは十分に分泌される。車両の回転率を上げることで、より多くの人が別れを惜しむ時間を確保できる」との見解を示した。
この措置に対し、SNS上では「人との別れに時間制限を設けるのは非人道的だ」など批判的な声が相次いでいる。