香港の女優シドニー・イムの近況が伝えられ、話題を呼んでいる。
今月19日の夜、シドニーは突如自身のSNSを開設し、ファンとの積極的な交流を始めた。
彼女はこの日、「まだ私のことを覚えていますか？」などのコメントとともに4つのフィードを連続して投稿し、活発なSNS活動を展開して注目を集めている。
公開された写真や動画にはシドニーの若い頃の姿や現在の姿が収められている。しかし、その投稿が公開された後、オンライン上では彼女の現在の姿を巡って予想外の議論が巻き起こった。
彼女の様子が、かつてドラマ『尋秦記』でチウ・アー役を演じ、優れた魅力で人気を博していた全盛期とはかけ離れているからであった。
動画での彼女は、髪を極端に短く切ったショートカットに、首元が伸びた緩いボックスTシャツを着用して登場した。そして、手入れがされていないように見える黄ばんだ歯など、女優として活動した時代を思いだせないほどの姿を見せ、衝撃を与えている。動画が公開されると、ネットユーザーの間でも反応が分かれた。
ネットユーザーの中には「若い頃は本当に美しく、魅力的だった。時の流れを嘆くよりも、今の姿が気楽に見えて素敵だと思う」、「60歳に近い年齢であると考えれば、十分美しい方だ」、「ノーメイクでも可愛い」など、年月を重ねて自然な魅力を放つ彼女を評価する声があった。
一方で、「時の流れは恐ろしい」、「せめて化粧くらいはしてほしかった」、「歯のケアが全然できていない」、「メイクをしていればもっと良かったのでは」など、変化した彼女の姿に心残りを感じる意見も見られた。
なお、1965年生まれのシドニーは、1995年に放映されたドラマ『神鵰俠侶』、1997年に放映されたドラマ『天龍八部』などの作品に出演し、本格的に名を知られるようになった。特に2001年にはドラマ『尋秦記』に出演し、清純な外見で注目を集めた。
ドラマ『尋秦記』は2001年に香港で放映された作品で、心変わりした恋人の心を取り戻すために過去へ戻ろうとタイムマシンに乗ったホン・シウロンが、偶然に戦国時代へ行くことで起きた物語を描いている。
最近自身のSNSを開設したシドニーは、日常をシェアすることで大衆と積極的に交流していくことを予告した。彼女は食道がんの闘病の末亡くなった俳優チョイ・シウキョンとは結婚しないまま、1983年から1989年まで同居していた。
写真＝ドラマ『神鵰俠侶』