人気ガールズグループBLACKPINKのメンバー、ROSÉとブルーノ・マーズのコラボ楽曲「APT」が盗作疑惑に揺れている。
楽曲は18日にリリースされ、K-POP界で新たな歴史を築くROSÉと世界的スーパースター、ブルーノ・マーズの共演として注目を集めていた。しかし、メインメロディが日本のシンガーソングライター、沢井美空が2013年に発表した「ごめんね、いいコじゃいられない。」と酷似しているとの指摘が相次ぎ、波紋を広げている。
沢井美空の楽曲は、アップテンポなダンスチューンで反抗期の少女の心情を描いたもので、リリース時にはオリコン週間ランキングで37位を記録するなど、話題を呼んだ。
「ごめんね、いいコじゃいられない。」の40秒付近と「APT」の33秒付近で類似したメロディが使用されているとの声が上がっている。一部リスナーからは、両楽曲のテンポを合わせるとより類似性が際立つとの指摘も出ている。
論争が過熱する中、ネット上では「ほぼ同じ曲」、「聞き覚えがある理由が分かった」などの声が続出。あるリスナーは「ROSÉが問題のあるメロディを採用した」と指摘し、「サビの重要部分が既出のメロディで、原作者の特定が困難」と述べた。さらに「このようなメロディは著作権者の特定が難しいため、使用を控えるべき」と批判を展開した。
一方で、この楽曲はリリースから5日で再生回数1億回を突破し、世界的なヒットとなっている。音楽配信サービスSpotifyの米国チャートで1位を獲得し、K-POP界の新たな金字塔を打ち立てた。また、イギリスの公式チャート「UK Singles Chart」では4位でデビューし、米ビルボードHOT100でも上位入りが確実視されている。
ブルーノ・マーズは、「APT」が韓国の音楽番組「Mカウントダウン」で1位を獲得すると、自身のInstagramで韓国のファンに謝意を示し、「初の音楽番組1位で朝から涙が止まらなかった」とコメント。「『APT』を愛してくれてありがとう」と、両アーティストのコラボレーションへの支持に感謝の意を表明した。