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2024年11月06日水曜日
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米マクドナルド「O157」集団食中毒騒動と関連して消費者が集団訴訟に

アメリカ「マクドナルド」で発生した生の玉ねぎが原因と見られる「O157」集団食中毒騒動の収束が見えない中、消費者らが集団訴訟の動きに出た。

29日(現地時間)、複数の海外メディアの報道によると、原因と見られるハンバーガー「クォーターパウンダー」を食べて腸管出血性大腸菌「O157」食中毒を起こしたと主張する消費者らが、同日シカゴ連邦地方裁判所に集団訴訟を起こした。

シカゴ在住のアマンダ・マクレイとフロリダ州デイビー在住のウイリアム・マイケル・クラフトは「今月、クォーターパウンダーを購入後、大腸菌感染に類似する症状が出た」とし、「マクドナルドが事前に感染リスクを公表していれば、クォーターパウンダーを購入しなかっただろう」と主張した。

原告は訴訟を通じて、感染するリスクのあったクォーターパウンダーを購入した全米のすべての消費者に対し、被害の有無にかかわらず賠償金を支払うよう求めた。

賠償額は具体的には明らかにされていないが、500万ドル(約7.6億円)を超えるとみられている。

25日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、マクドナルドのハンバーガー「クォーターパウンダー」が原因とみられる食中毒は、13州で感染者75人に増加したと発表した。

22日にも西部・中西部の10州で計49人が体調不良を訴え、1人が死亡、10人が入院したと発表していたが、わずか数日で患者数がさらに増加したという。

なお、ほとんどの症例はコロラド州とネブラスカ州で発生したとされる。

一方、マクドナルドはクリス・ケンプチンスキーCEOが29日の四半期決算発表後、O157集団食中毒騒動について、顧客に謝罪した。

そして、事態の収束をはかるように「マクドナルドの食品は安全だ」と強調した。

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