レストランで一人で5人分を注文した男性
料理を前にし涙を流す
3年間、父親の借金をすべて返済
レストランで一人で5人前を注文し、涙を流した男性の話が公開され、話題を呼んでいる。
今月1日(現地時間)、オンラインメディア「Sanook」の報道によると、中国湖南省のあるレストランを訪れた男性が、メニューを見た後、9品を注文した。
店員があまりに多い量に注文を再確認すると、男性は「一人で食べに来た」と答えた。店員は驚きつつも、男性の注文した料理を迅速に準備した。
注文した料理がテーブルいっぱいに並べられたが、男性はすぐには食べず、しばらく考え込んでいた。その後、男性は涙を流し始め、顔を覆って号泣した。
実は、この男性は裕福ではない家庭に生まれ育ち、父親はギャンブル依存症で多額の借金を残していたという。
家族の苦境に直面した男性は、最終的に父の借金を肩代わりすることを決意し、3年間早朝から深夜まで毎日働き続け、借金を返済したという。
父の借金をすべて返済した男性は、自分へのご褒美として好きな料理9品を注文することにした。
多くの料理を前に、男性は静かに座り、過去の苦難の日々を思い返していた。その時の複雑な感情に涙を流しながらも、自分を慰めるかのように微笑む姿も見せた。
この話が公開されると、ネットユーザーは「非常に強い精神力を持っている。素晴らしい人だ。善良な人は必ず報われる。その苦労は十分理解できる。」と共感と応援のコメントを寄せた。
写真=sanook