直近数年にわたり離婚説や死亡説など悪質なフェイクニュースに悩まされていた、中国出身の人気女優タン・ウェイ(45歳)が投稿したインスタグラムの内容が話題を呼んでいる。
先月30日、タン・ウェイは自身のインスタグラムに「10年間ともに過ごした。映画も人生もありがとう」という短い文章とともに、夫で韓国の映画監督であるキム・テヨン(55歳)と鏡に映る自分の姿の2ショット写真を投稿した。
写真には、タン・ウェイを見つめるキム監督と、その夫を携帯電話で撮影しながら微笑むタン・ウェイの顔が映っている。
タン・ウェイとキム監督は、韓国では2011年、日本では2012年に公開された映画『レイトオータム』で監督と主演女優として出会った。
映画での出会いをきっかけに恋人に発展し、2014年に夫婦となった2人は、一人娘をもうけている。
今回、結婚10周年を迎え、タン・ウェイがインスタグラムを通じて夫への愛情を表現したのだ。
過去、タン・ウェイとキム監督は「半年にわたり別居中」というニュースが報じられ、離婚説に巻き込まれた。
さらに、7月には中国現地メディアがタン・ウェイの死亡を既成事実のように報じ、「タン・ウェイ死亡説」がオンラインで拡散された。
その際、タン・ウェイの所属事務所はすぐに死亡説を否定し、フェイクニュースであると断言した。
一方、タン・ウェイは昨年公開されたパートナーであるキム監督の映画『ワンダーランド あなたに逢いたくて』でバイ・リー役を演じた。
バイ・リーは、死んでしまった人や昏睡状態になってしまった人など、もう話すこともできない愛する人を人工知能をつかって再現し、対話することができる架空のサービス「ワンダーランド」を利用して、死亡後も残された幼い娘のためにビデオ通話で会えるようにするが、ワンダーランドのシステムに大きな影響を与えてしまうキーパーソンとなるキャラクターである。
6月、キム監督はソウル新聞とのインタビューで「家でももちろん、撮影現場でも映画に専念しようと努力している姿を本当に尊敬している」とタン・ウェイへの尊敬を伝えた。
彼は「『ワンダーランド あなたに逢いたくて』でタン・ウェイは相手役なしにほとんどのシーンを1人で携帯電話を持って演技しなければならなかった。繊細さと勇敢さが要求される演技だった」とし、「撮影に入ると、あらゆる感情を表現していた。10年間で演技者として大きく成長したと感じている」と称賛した。
『ワンダーランド あなたに逢いたくて』はキム監督が『レイトオータム』以来、13年ぶりに発表した新作であり、タン・ウェイとは2度目の共同作業となる映画だ。