ポップアートを代表するアメリカの画家アンディ・ウォーホルの作品が、最近オランダの美術館で何者かにより盗まれる事件が発生した。犯人らは4点の作品を持ち出そうとしたが、大きのため
車に積めなかった2点は、現場に残して逃走したという。
1日(現地時間)、BCCの報道によると、オランダ・北ブラバント州にある美術館「MPVギャラリー」に何者かが侵入し、ウォーホルの作品2点を持ち去った。地元警察は、犯人らが美術館に侵入する際に爆発物を使用し、美術館だけでなく周辺の建物にも甚大な被害を与えたと明らかにした。
盗まれた作品は、ウォーホルのシルクスクリーン作品である「統治する女王たち(Reigning Queens)」シリーズのうち、イギリスのエリザベス2世女王の肖像画と、デンマークの前女王・マルグレーテ2世の肖像画の2点であることが確認された。犯人らが持ち去ろうとしたが、途中で断念した2点の作品は、オランダのベアトリクス女王の肖像画と、スワジランドから改称したエスワティニのンタンビ・トワラ(Ntombi Twala)女王の肖像画だ。
盗難の標的となった4点の作品は、今月末に開催予定の「PAN アムステルダム」アートフェア(美術品販売イベント)への出展を控え、美術館で保管されていた。