ビッグテック企業のCEOたちが一斉に、共和党大統領候補であるドナルド・トランプ大統領当選者の当選を祝福した。彼らはトランプ第2期政権と協力することを期待しているメッセージを発信した。トランプ大統領当選者との関係が良好ではなかったアマゾン創業者ジェフ・ベゾスやフェイスブックの親会社であるメタ・プラットフォームズのCEOマーク・ザッカーバーグは、特に力強い祝福のメッセージを送った。
アマゾンの創業者兼会長であるベゾスは6日、自身のX(旧Twitter)で「アメリカほど機会に恵まれた国はない」と投稿しトランプ大統領当選者の当選を高く称賛した。ベゾスはトランプ第1期政権時にトランプ大統領当選者と関係が悪化していたが、大統領選を控え、関係修復に努めていた。
トランプ大統領当選者と対立していた代表的なシリコンバレーの人物であるザッカーバーグCEOは「アメリカの前に大きな機会が開かれている」とし、「新トランプ政権との協力を楽しみにしている」と、自身が立ち上げたSNSであるスレッドで表明した。
2021年にフェイスブックは、議会での暴動を事実上黙認したトランプ大統領当選者のアカウントを2年間停止させた経緯がある。これを受け、トランプ大統領当選者は今年3月、ザッカーバーグを「ズッカーバーグ」と呼び、フェイスブックを「アメリカ国民の真の敵」と非難した過去がある。
アップルのCEOであるティム・クックも、この日Xでトランプ第2期政権との協力に意欲を示した。クックCEOは「私たちはアメリカが今後も独創性、革新、そして創造性をリードし続けることを願っている」と投稿した。
オープンAIのCEOサム・アルトマンは「アメリカが民主的な価値観を持つAI開発で主導権を維持することが極めて重要だ」と述べ、トランプ大統領当選者のホワイトハウス復帰を歓迎した。
さらに、グーグルの親会社アルファベットのCEOスンダー・ピチャイもトランプ大統領当選者の勝利を祝福し、トランプ第2期政権との協力姿勢を示した。
マイクロソフト(MS)のCEOサティア・ナデラも「アメリカと世界に新たな成長と機会をもたらすために、トランプ大統領当選者とトランプ政権との協力を楽しみにしている」と述べた。