売春街で他の女性と口論の末、刃物を振り回した30代の女性が懲役刑の執行猶予を言い渡された。
6日、法曹界によると、大邱(テグ)地方法院浦項支院第1刑事部(主審チュ・ギョンテ裁判官)は、殺人未遂の罪で起訴された女性A(34歳)に対し、懲役3年、執行猶予5年を言い渡したと発表した。
Aは今年7月11日、慶尚北道浦項市の売春業所で女性B氏(38歳)に刃物を振り回して負傷させた容疑で裁判にかけられた。
当時、AはB氏と口論中に暴行を受けた後、台所にあった刃物を手に取り振り回したとされている。
調査の結果、二人は同じ売春業所で働き、共に生活していたことが明らかになった。
Aの弁護人は「被告はB氏からの暴行を避けるために防御しただけで、殺意はなかった」と主張したが、裁判所はその主張を認めなかった。
裁判所は「証拠や諸事情を総合すると、犯行当時、被告が被害者に対して殺意を持っていたことが認められる」と述べた。
また「知人同士の些細な口論から一時的な怒りで衝動的に犯行に及んだ点、未遂に終わった点、被害者と和解が成立した点などを考慮した」と量刑理由を説明した。