5日(現地時間)に実施された米大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ次期大統領が民主党候補のカマラ・ハリス副大統領を破って8年ぶりに勝利し、4年ぶりにワシントンのホワイトハウスに復帰することとなった。
今回がトランプ次期大統領最後の大統領任期となる中、一部の米メディアは早くも4年後の大統領選に出馬する可能性のある候補者について言及し始めている。
4日(現地時間)、ワシントン・タイムズ(WT)は、4年後の有力な米共和党大統領候補としてトランプ政権下で国連大使を務めたニッキ・ヘイリー氏と現バージニア州知事のグレン・ヤンキン氏を挙げ、彼らが競合するか、または大統領と副大統領のランニングメイトになる可能性があると報じた。
ヘイリー氏は今年の大統領候補予備選で選出されなかったものの、共和党内で強い支持を得ている。
トランプ次期大統領との関係は疎遠になったが、大統領選を前にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に支持を表明する寄稿を発表した。
また、ヤンキン氏も有力候補として評価されている。彼は今年の米大統領選で副大統領候補として名前が挙がっていた。バージニア州は知事の任期を4年1期のみと定めているため、来年以降ヤンキン氏は大統領選への準備を開始できると見られている。
ヤンキン氏はトランプ次期大統領とは異なる人格と政策、対人関係で知られている。今年の州政府年頭所感では「我々」という表現を多用し、州民や議員に功績を帰する謙虚な姿勢を示した。さらに、米国市民でない者の投票権を制限する方針で最高裁と対立し、共和党支持者から支持を得た。
トランプ政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏は、昨年のCBSニュースのインタビューで、ヤンキン氏を能力のある指導者で米国民をよく理解していると評し、「優れた大統領になるだろう」と述べた。
ニュート・ギングリッチ元下院議長は、ヤンキン氏の支持率が57%に達し、減税推進にもかかわらず大幅な財政黒字を記録した点を高く評価した。
ヤンキン氏は昨年4月、バージニア州経済使節団を率いて韓国を訪問し、ハン・ドクス国務総理をはじめとする政財界人士と会談し、龍山(ヨンサン)戦争記念館でバージニア州出身の朝鮮戦争による米軍戦死者名簿に献花した。
WTはまた、共和党内に大統領候補が多数いる中、大統領候補にヤンキン氏、副大統領候補にヘイリー氏、あるいはその逆の組み合わせでの出馬も可能だと報じた。