11月5日(現地時間)、米大統領選で勝利したドナルド・トランプ次期大統領が、選挙運動を共に率いたスージー・ワイルズ共同選挙対策委員長を次期大統領首席補佐官に指名した。ワイルズ氏は米国史上初の女性大統領首席補佐官となる見通しだ。
ウォールス・トリート・ジャーナル(WSJ)など現地メディアによると、トランプ次期大統領は7日に声明を発表し、人事について明らかにした。トランプ次期大統領は「ワイルズ氏は米国史上最大の政治的勝利を収めるため支援し、2016年と2020年の大統領選でも重要な役割を果たした」と述べた。
さらに「ワイルズ氏は強く、賢明で、創造的であり、誰からも尊敬されている。彼女は『米国を再び偉大に』する運動のために休むことなく働くだろう」と語った。また「彼女は米国初の女性大統領首席補佐官にふさわしい。彼女が我が祖国を誇りに思わせてくれると確信している」と強調した。
ウォールス・トリート・ジャーナルは、67歳のワイルズ氏がトランプ陣営に足りなかった、専門性と豊富な経験を補う役割を果たしてきたと評価した。選挙運動全体を通じて、女性に対して非友好的な印象を与えていたトランプ陣営は、今回の人事で新政権における女性の重要性をアピールできるようになった。