12.4 C
Tokyo
2024年11月18日月曜日
ホームニュース騙された店主が涙…50人前を注文して「ノーショー」、犯罪の手口とは?

騙された店主が涙…50人前を注文して「ノーショー」、犯罪の手口とは?

引用:聯合ニュース

軍幹部を装い、大量注文を装って信用を得た後、金銭を詐取する「ノーショー」犯罪が横行しており、小規模事業者の被害が拡大している。

17日、仁川(インチョン)中部警察署は、14日に中区永宗島の飲食店から「軍部隊が団体で料理を注文した後、連絡が途絶えた」という通報を受けたと発表した。

この飲食店は13日、身元不明のA氏から「豚焼肉定食50人前を14日午後2時に受け取れるように準備してほしい」との連絡を受けたことが確認された。A氏は電話で自分を空軍の中士と名乗り、領収書の送付を求めた後、携帯メッセージで「部隊食品決済確約書」という題名の文書を送信した。この文書には、部隊名、日時、場所、責任者の印章と共に「訓練用食品の購入費として50万ウォン(約5万5,000円)を支払う」と記されていた。

店側は、軍人が食べるものだからと、余分にご飯や肉を用意し、デザート用にミカン2箱まで準備した。しかし、A氏は当日の午前に料理の準備状況を確認する電話を最後に連絡を絶ち、指定の受け取り時間にも現れなかった。

ノーショー被害に気付いた店主の娘は、オンラインコミュニティに投稿して「用意した料理は商店会を通じて高齢者や弱者に寄付した」と説明した。「店で寝泊まりしながら休みなく働く親が、悲しそうに涙を流す姿を見て、本当に悔しい」と心情を語った。

今回のケースでは、A氏が金銭を要求したり、支払いを誘導する段階には至らなかったものの、典型的な「軍幹部を装ったピッシング犯罪」とみなせる。軍幹部を装い、大量注文を口実に信頼を得て、金銭的支援を要求して詐取する手口で、最近では飲食店だけでなく、精肉店や花屋でも被害が相次いでいる。業者が金銭要求に応じなかったとしても、一度注文を受けて料理や商品を準備した場合、ノーショーによる損失を免れない。

13日には、江華(カンファ)郡一帯の飲食店6軒で、軍幹部を装ったピッシング犯罪の疑いがある通報が相次ぎ、警察が捜査に乗り出している。これらの飲食店は主に解腸湯(韓国風牛スープ)の専門店や中華料理店で、身元不明のB氏が海兵隊幹部を装い、大量注文を依頼したことが確認されている。B氏は、50人前の注文を装い、部隊の事情を説明しながら、戦闘糧食の購入費など、他業者への代金支払いを依頼していたという。

警察関係者は、「ノーショーによる被害を防ぐためには、団体注文時に前払いを求めるべきだ」と述べ、「同様の被害が続いているため、注意が必要だ」と警告している。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください