ドナルド・トランプ次期米大統領が、放送・通信政策を統括する連邦通信委員会(FCC)の委員長に、現共和党所属のブレンダン・カーFCC委員を指名した。
17日(現地時間)、ロイター通信によると、トランプ次期大統領は声明を通じて、カー委員をFCC委員長に任命する意向を明らかにした。カー氏は現在、FCCで共和党所属の委員として活動している。
カー委員は、テスラのイーロン・マスクCEOの側近としても知られている。報道によれば、マスク氏は最近、フロリダ州のマール・ア・ラーゴリゾートでトランプ次期大統領に対し、カー委員の委員長指名を支持する意向を示したという。カー委員は、マスク氏が広帯域インターネットサービスの補助金を得るための取り組みを支持するなど、両者は良好な関係を維持している。
大統領選挙期間中、カー氏は民主党のカマラ・ハリス副大統領候補がコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演したことについて、NBCがFCCの「同等時間規定(Equal Time)」を回避したとして公然と批判したことでも注目を集めた。