ドナルド・トランプ次期米大統領の熱心な支持者らが、末息子のバロン・トランプ氏を、20年後の2044年大統領候補として注目していることが明らかになった。
17日(現地時間)英スカイ・ニュースは、トランプ大統領の熱心な支持者として知られる「マガ(MAGA・Make America Great Again・アメリカを再び偉大に・トランプの選挙スローガン)共和党員」の間でトランプ次期大統領の息子バロン氏が、2メートルに迫る身長とブロンズヘアーの優れた容姿から「貴族的な品格」を持つ人物として崇拝されていると報じた。オンライン上では「バロン・トランプ大統領2044」と記された記念品が販売されているという。
バロン氏は今回の米大統領選で、若年男性層の票獲得に貢献したと評価されている。トランプ次期大統領が人気ユーチューバーやコメディアンらと会談し若年男性層にアプローチする際、バロン氏がアドバイスしたと知られた。
2006年生まれのバロン氏は今年ニューヨーク大学に入学した。米大統領選の出馬には35歳以上という年齢制限があり、バロン氏が出馬可能となるのは2044年の大統領選からとなる。
しかし、スカイ・ニュースは「バロン氏の政治的野望はまだ不明確」とし、「知人によれば、彼は静かで穏やかな性格だという」と伝えた。また「今年の共和党全国大会で演説を依頼されたが、母メラニア氏がこれを拒否した」と付け加えた。