コーヒー一杯で完全装備オフィス化!?
日本なら窃盗罪のリスクも
韓国慶尚北道安東市のスターバックス店舗で「1人オフィス」を設置した人物の目撃談が話題を呼んでいる。
今月20日、オンラインコミュニティのスレッドに、スターバックス店内にプリンターとA4用紙を持ち込んだ人物を目撃したという投稿が上がった。添付された写真には、A4用紙の束と各種書類が広げられ、隣の席にはプリンターが置かれている。ケーブルまで全て接続されていることから、実際に印刷をしたと見られる。
このように、カフェや飲食店、コンビニ、図書館などで個人の電子機器を持ち込んで無断で電気を使用する人々を、最近「電気泥棒」と呼ぶようになった。一部のカフェでは「電気泥棒」対策として、コンセントの使用を禁止する店舗も出てきている。
電源フル稼働の暴挙…規制なしで野放し状態に
スターバックスは現在のところ、特別な規制を設けていない。ただし、過度な電気使用が他の客に迷惑をかける場合に限り、店舗側から注意を促すことがある。
これに対してネットユーザーからは「席代と電気代を請求すべきだ」、「コーヒー1杯で長居するなんて厚かましい」などの批判的な声が上がっている。
一方、日本では多くのカフェや飲食店で携帯電話やノートパソコンの充電を禁止している。観光客がこれを知らずにコンセントを使用した場合、店員から注意を受けることがある。
日本の刑法第235条では「他人の財物を窃取した者は、窃盗罪として10年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する」と規定している。
さらに刑法第245条では「これに関連して電気も財物とみなす」と明記されている。つまり、事業所の電気を無断で使用した場合、他人の財物を盗んだとみなされ「窃盗罪」が成立する可能性がある。