コーヒーを頻繁に飲むと、心血管疾患にかかる可能性が半減するという。基準は1日3杯だ。
先日19日、韓国食品コミュニケーションフォーラム(KOFRUM)の発表によると、中国蘇州大学公衆衛生学部の疫学・生物統計学科のチャオ・フー教授の研究チームが、イギリスのバイオバンクに登録された約18万人のイギリス人を追跡調査した。
研究結果では、1日にコーヒーを3杯飲む人は、心血管疾患の発生リスクが48.1%減少することが判明した。
研究開始時点では、参加者のうち心臓代謝疾患を患っている人はいなかった。研究チームは、コーヒー・茶・カフェイン摂取量と新規の心血管疾患発生率が反比例関係であることを発見した。そのため、研究チームは「一般的な認識とは異なり、カフェインは健康に有益な可能性がある」と主張している。
2022年にヨーロッパ予防心臓学ジャーナルに掲載された別の研究でも、「デカフェコーヒー・レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーを1日2〜3杯飲むと、心臓病の発症率と死亡率が顕著に低下する」との結果が示されている。
ただし、コーヒーを飲む際には歯や口腔の健康に注意が必要だ。
喫煙者、頻繁にお酒やコーヒーを摂取する人、65歳以上の高齢者、糖尿病患者、インプラントを受けた人などは、歯周病にかかる可能性が高いからだ。
コーヒーを飲む場合でも、3〜6カ月ごとに歯石取りを受けることが推奨される。歯石を放置すると、虫歯、歯肉炎、歯周炎などの口腔疾患を引き起こす可能性があるからだ。口腔疾患による炎症は全身の健康にも影響を及ぼすため、注意が必要だ。
特に歯石は歯ブラシや歯間ブラシでは除去が困難なため、歯医者に行きスケーリングをすることを勧める。歯石除去後も、食べ物の残りかすなどが原因で再形成するため、6カ月〜1年ごとに定期的なクリーニングを受けることが重要だ。