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2024年11月27日水曜日
ホームトレンドモータースポーツは国境を超える!WRC決着後、トヨタが現代自動車に贈った「ハングル広告」の真意

モータースポーツは国境を超える!WRC決着後、トヨタが現代自動車に贈った「ハングル広告」の真意

トヨタ自動車は、世界最高峰のモータースポーツ大会「2024年世界ラリー選手権(WRC)」で共に栄冠を手にした韓国の現代(ヒョンデ)自動車に対し、「おめでとう」とハングルで記した広告を掲載し、反響を呼んでいる。

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

トヨタは25日、日経、読売、朝日など国内主要紙約10紙に広告を展開した。広告には、現代自動車のチョン・ウィソン会長とトヨタの豊田章男会長が、それぞれのラリーカーとドライバーと共に笑顔で並ぶ写真が使われている。

広告文には、日本語で「最終戦のラリージャパンまでチャンピオンをかけて競えて楽しかったです」、韓国語で「チョン会長と現代自動車の皆さん、本当におめでとうございます」というメッセージが記された。これは、前日に閉幕したWRCで共に優勝を果たした現代自動車への祝意を込めたものとされる。

現代自動車は21日から4日間、愛知県と岐阜県で開催された「2024年世界ラリー選手権(WRC)」日本ラリー最終戦で、初のドライバー部門制覇を果たした。

引用:現代自動車
引用:現代自動車

i20 N Rally1 HYBRIDで参戦した現代ワールドラリーチームのティエリー・ヌービル選手は、総合242ポイントを獲得し、チームと自身初の栄冠を手にした。

製造者部門では、トヨタGAZOOレーシングが561ポイントで現代ワールドラリーチーム(558ポイント)を制して頂点に立った。現代ワールドラリーチームはシーズンを通じて製造者部門首位を走っていたが、最終戦となった日本ラリー第17戦でオット・タナク選手の車両が損傷し棄権。これによりトヨタに逆転を許す結果となった。

トヨタGAZOOレーシングは今回の優勝で、製造者部門4連覇の偉業を達成した。

引用:現代自動車
引用:現代自動車

一方、現代自動車のチョン会長は24日、WRC競技が行われた豊田市のトヨタスタジアムを訪れ、豊田会長と1カ月ぶりの再会を果たした。チョン会長とともにサービスパークを訪れた豊田会長は、GAZOOレーシングチームのエンジニアと共に関連技術を自ら説明した。チョン会長は頷きながら「そうですか」と応じたという。

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