アメリカ・フロリダ州で、22歳のインフルエンサーが盗んだ商品を自身のSNSで自慢したことがきっかけで逮捕される事件が発生し、話題となっている。
25日（現地時間）、ニューヨーク・ポスト（New York Post）などの報道によると、逮捕されたのはマルレナ・ベレス（22）である。彼女は先月30日、地元の大型スーパーで衣類や家庭用品など約500ドル（約76,000円）相当の商品を盗んだ疑いが持たれている。警察によれば、彼女はセルフレジで安価な偽のバーコードをスキャンする手口を使って商品の支払いを済ませたという。
店側は不正を発見し、監視カメラ映像を警察に提供。警察は映像をSNSに投稿し、情報提供を呼びかけた。この呼びかけに応じたのはベレスのTikTokフォロワーの一人で、犯行当日の彼女の投稿を警察に提供した。その動画には、ベレスが盗んだ商品を車に積み込む様子が映っており、彼女が犯行を自慢するかのような内容だった。
動画のタイトルは「母親としての一日」だった。彼女は何事もないように買い物を楽しんでいるかのように装いながら投稿したが、問題の動画は現在削除されている。
地元警察のリリー・カーター広報官は「ベレスは自らを犯人とする決定的な証拠をSNSに残した」と述べ、「SNSでの手がかりが事件解決を迅速に進めた」とコメントした。
さらに報道によると、ベレスは昨年7月にも別のスーパーで63ドル（約9,500円）相当の商品を盗んだ容疑で6カ月間の保護観察処分を受けていたことが明らかになった。