テスラCEOのイーロン・マスク氏が韓国の低出生率について再び警鐘を鳴らした。
27日(現地時間)、マスク氏は自身が所有するSNS「X(旧Twitter)」で「韓国の人口の3分の2が1世代ごとに消えるだろう」とし、人口崩壊(Population collapse)」と投稿した。
マスク氏はこれに加えて、世界銀行のデータをもとに作成された韓国の出生率グラフを添付した。このグラフでは、2023年の合計特殊出生率が0.68人まで低下するとされており、出生率低下の要因として、長時間労働、低賃金、婚姻率の減少が挙げられている。
今年10月、サウジアラビア・リヤドで開催された「未来投資イニシアチブ(FII)」のオンライン対談に登場した際も、マスク氏は韓国の2022年出生率(0.72人)を取り上げ、「このままでは韓国の人口は現在の3分の1以下になるだろう」と述べた。
さらに「短期的には人工知能(AI)が最も深刻な脅威だが、長期的には世界的な人口崩壊が最大の課題だ」と指摘し、「人間を増やせなければ、人類の未来もなくなる。他のすべての政策も無意味になる」と強調した。
なお、マスク氏は複数の女性との間に合計11人の子供がいることで知られている。
また、2022年9月には当時のTwitterでウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記事を引用し、「韓国は香港とともに世界で最も急速に人口崩壊が起きている」と言及している。