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2024年12月19日木曜日
ホームニュース「アジアの闇商品」が集まる16階建ての怪しすぎるビル、メキシコ当局が史上空前の一斉摘発に踏み切った理由とは

「アジアの闇商品」が集まる16階建ての怪しすぎるビル、メキシコ当局が史上空前の一斉摘発に踏み切った理由とは

メキシコシティの歴史地区の中心部にある16階建ての建物で、大規模な密輸品販売を行っていた業者が当局に摘発された。

メキシコ経済省は29日(現地時間)、海軍、国家防衛隊、産業財産庁(特許庁)、消費者保護庁、国税庁およびメキシコシティ当局との合同作戦を通じて、メキシコシティの「イササガ89プラザ」で26万2334点の偽造・密輸品を押収したと発表した。

メキシコ当局は、この建物内で営業していた店舗を調査し、不法に輸入されたバッグや玩具類などを確認したと伝えた。経済省は報道発表で「マーベル、ディズニー、任天堂などの有名ブランドの偽造品もある」とし、「全て産業財産権保護のために制定された各種法律に違反した事例と見なしている」と強調した。

マルセロ・エブラルド経済相は記者会見で「押収品は約750万ペソ(約5,500万円)相当」とし、「今回が最初の作戦であり、引き続き調査を行い、厳正に法的措置を講じる」と述べた。

この建物には学用品、生活用品、ペット用品、電子機器など、主に中国製の様々な商品を販売する店舗が区画ごとに入居している。同じ商品を大量購入すると更なる割引が適用される営業形態だ。ホームページで確認できる店舗数は630店を超える。商品の主な製造・輸入元は中国をはじめ、バングラデシュやベトナムなどアジア諸国と経済省は説明した。

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