国民の力のハン・ドンフン代表は4日、国会本会議でユン・ソンニョル大統領による非常戒厳令の解除要求決議が可決されたことを受け、「国民の自由と権利を制限するいかなる性急な行動も取らないよう強く要請する」と述べた。
ハン代表はこの日、Facebookに投稿し、「(国会の戒厳解除案決議により)戒厳は実質的な効力を失った。このため、現時点から韓国軍や警察など実力行使を伴う全ての国家機関は、違法または不当な指示に従わない義務が生じる」と指摘。「よって、国民の自由と権利を制限するいかなる性急な行動も取らないよう強く要請する」と強調した。
またハン代表は「違法または不当な指示は拒否する権利があり、これに従わなかったことで生じる法的責任については必ず守る」とした上で、「主権者である国民と自由民主主義を守り抜く」と表明した。
国会はこの日午前1時頃、非常戒厳解除要求決議案を可決。ユン大統領が非常戒厳を宣言してから約2時間40分後のことだ。決議要求案は在籍190人全員の賛成で可決された。