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2024年12月23日月曜日
ホームライフスタイルなかなか落ちないお腹についた脂肪…腹部肥満が招く5つの深刻な健康リスクとは?

なかなか落ちないお腹についた脂肪…腹部肥満が招く5つの深刻な健康リスクとは?

腹部肥満は単なる見た目の問題ではなく、全身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある。その危険性について詳しく見ていこう。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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腹部に脂肪が過剰に蓄積される理由は、ストレスや睡眠障害、ホルモン異常、遺伝的要因など多岐にわたる。女性の場合、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の影響で体重増加に伴い腹部肥満になりやすいことが知られている。

しかし、腹部に脂肪が蓄積されるということは、内臓の間にも脂肪が入り込んでいることを意味する。この脂肪は血流に乗って全身を巡り、さまざまな疾患を引き起こすリスクを高める。

腹部肥満が引き起こす可能性のある主な疾患は以下の通りとなる。

1. 認知症

アメリカ・ノースウェスタン大学の研究によれば、標準体重であっても腹部肥満がある人は、認知症発症リスクが5倍に増加するという。この現象は、腹部脂肪が血管を詰まらせたり、炎症物質を分泌して脳血管を変形させることに起因していると考えられている。

2. 大腸がん

内臓脂肪がホルモンバランスを崩し、炎症を引き起こしてがん細胞の増殖を助ける環境を作る。ソウル大学病院と崇実大学の共同研究では、腹部肥満が大腸がん発症リスクを大きく高める要因であることが明らかになった。

特に、男性のウエスト周囲が100cm以上、女性が95cm以上の場合、大腸がん発症リスクが最大53%増加するという結果が報告されている。

3. 前立腺がん

ソウル聖母病院の研究によると、腹部肥満のない男性集団では前立腺がん発症率が1.1%だったのに対し、ウエスト周囲が90cmを超える男性集団では5.1%に達した。

このリスクは、動物性脂肪の過剰摂取が男性ホルモンの過剰分泌を引き起こし、それが前立腺がんの発症を助長するためとされている。

4. 加齢黄斑変性

腹部脂肪が血液中に溶け込み、目に血液を供給する脈絡膜に残渣が蓄積すると、網膜中心部の黄斑周辺に異常な新生血管が形成される。この血管は脆弱で破れやすく、加齢黄斑変性を引き起こす可能性が高い。

オーストラリア・メルボルン大学の研究では、ウエスト周囲がヒップ周囲を上回ると加齢黄斑変性の発症リスクが75%増加することが確認されている。

5. 腎機能の低下

セブランス病院の研究チームによると、腹部脂肪が多いと腎機能が低下することが分かっている。この研究は腹部CTスキャンと血液検査によって実施された。また、オランダの別の研究でもウエスト・ヒップ比が高いほど腎機能が低下するという結果が示されている。

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