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2024年12月19日木曜日
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「決して軽視しない」英国首相、トランプ次期大統領の復帰後も米欧両国との協力を続ける意向を示す

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

英国のキア・スターマー首相は、米国と欧州との協力が国益にかなうと述べ、ドナルド・トランプ米次期大統領が政権を握っても、米国と欧州のいずれかを選択することはないとの見解を示した。

英紙「ガーディアン」によると、スターマー首相は2日(現地時間)、ロンドン市長主催の晩餐会で行った外交問題に関する基調講演で、トランプ第2期政権の発足を前に、1世紀以上にわたって安全保障と繁栄の礎となってきた米国との関係を「決して軽視しない」と強調した。首相は、英米両国が国益を相互に促進する最も確実な方法は協力であり、これは感情的なものではなく、冷静な現実認識に基づくものであると力説した。

スターマー首相はさらに、欧州との強固な関係が成長と安全保障に不可欠であることを強調し、ブレグジット(英国のEU離脱)による数年間の分断を乗り越え、欧州との関係再構築を継続する意向を示した。英国がEUの一員だった頃の自由な移動、関税同盟、単一市場への回帰は不可能であるとしながらも、EUと共に国益に資する実用的で効果的な協力方法を模索すると述べた。また、「現在のような危機的状況下において、同盟国のどちらか一方を選ばなければならないという考えは誤りであり、これを強く拒否する」と強調した。

スターマー首相は、クレメント・アトリー前首相とウィンストン・チャーチル前首相も同盟国の一方を選択しなかったと指摘し、国益はすべての国々との協力を要求すると述べた。トランプ次期大統領の復帰により、ウクライナや中東を含む国際秩序が大きく揺らぐことが予想される中、スターマー首相は「激動の時期にも、英国が変わらず責任ある国家であり続けるだろう」と自信を示した。

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