韓国大手芸能事務所「JYPエンターテインメント」の北米を中心に活動するガールズグループ「VCHA」のメンバー、KG(17)が、所属事務所のスタッフから虐待を受けたと主張し、グループからの脱退を宣言した。
所属事務所側は「見解の相違がある」とし、「今後の手続きに沿って対応する」と伝えた。
8日、KGは自身のSNSを通じて「特定のスタッフから虐待と不当な扱いを受けたため、JYPエンターテインメントとの契約を終了して、VCHAを離れることを決意し、昨日、訴訟を提起した」と明かした。
KGは「あるメンバーは自殺を試みたほど、劣悪な労働環境・生活環境を認めない」とし、「摂食障害を誘発し、メンバーたちが自らを傷つけなければならないような状況も認めることはできない」と主張した。
そして「私が受けた待遇について誰かを非難したいわけではない」としながらも、「これはK-POPのアイドル育成システムに深く根付いた問題だと思う」と述べた。
「私の脱退がこのシステムの改善につながり、アイドルや練習生を保護するのによい影響を与えることを願う」と締めくくった。
KGの主張について、JYPエンターテインメント側は「内容証明など直接受け取っていないため現在確認中だ」と述べた。
また「この件については代理人を通じて協議を行ってきたが、見解の相違があった」とし、「今後、手続きに沿って対応する」と説明した。
VCHAは、JYPとユニバーサルミュージックグループ傘下のレーベル「リパブリック・レコード」が共同で開催したグローバルガールズグループ発掘プロジェクト「A2K」を通して誕生し、今年1月にデビューした。
一方、VCHAのメンバーはみな北米の国籍を持ち、Lexi、KG、Savanna、Kendallはアメリカ、Camilaはカナダ、Kayleeは韓国とアメリカの二重国籍である。