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2025年01月16日木曜日
ホームニュース「韓国に奪われなくて良かった」中国の「春節」がユネスコ無形文化遺産に登録、SNSの反応に物議

「韓国に奪われなくて良かった」中国の「春節」がユネスコ無形文化遺産に登録、SNSの反応に物議

引用:imagetoday*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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中国の旧正月「春節」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、中国の一部のネットユーザーが「韓国に奪われなくて良かった」と反応し、物議を醸している。

5日(現地時間)中国共産党系英字紙グローバルタイムスの報道によると、ユネスコは4日、パラグアイ・アスンシオンで開催された第19回無形文化遺産保護のための政府間委員会で、「春節(Spring Festival)、中国人の伝統的な新年を祝う社会的慣習」を無形文化遺産のリストに追加することを決定した。

委員会は「春節は中国社会全体で行われる多様な儀礼と独特の文化的要素を持つ」とし、「中国の伝統的な旧正月の始まりを告げ、幸福を祈り、家族が集うなどの多様な社会的慣習を含む」と評価したという。

これに対しグローバルタイムスは「春節は中国の旧正月とも呼ばれ、中国のみならず世界で最も重要な祝日の一つ」とし、「春節を無形文化遺産として登録したことは、中国のルーツだけでなく、春節が全人類を結びつける思想であることが認められたことを意味する」と報じた。

中国代表団を率いるラオチュエン文化観光省副部長(次官)も「春節は中国で最も重要な伝統的祝日」とし、「より良い生活への中国人の希望と家族及び国家への強い絆、人間と自然の調和という価値を持つ」と述べた。さらに「何世代にもわたって伝承されてきた春節は、中国人に精神的な力を与えてきた」と強調した。

春節のユネスコ登録の知らせが広まると、中国のSNS「百度」(バイドゥ)には「春節を韓国に盗まれなくて良かった」、「ユネスコが認めたから、これからも韓国に奪われることはないだろう」といった投稿が見られた。

かつて中国は2005年に韓国の江陵端午祭がユネスコ無形文化遺産に登録された際にも「端午節は紀元前4世紀の詩人・屈原を追悼する行事から始まった」とし、「本家である中国が韓国に押しのけられた」と反発していた。

今回の春節の登録により、中国は鷹を訓練して野生動物を狩る鷹狩りや太陽の動きに基づく二十四節気など、合計44個の文化や慣習が登録され、ユネスコ無形文化遺産リストに最多の遺産を持つ国となった。

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