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2024年12月18日水曜日
ホームニュース米国最大の健康保険会社CEO射殺事件、事件から3日で容疑者を逮捕!3Dプリンター製の銃を所持

米国最大の健康保険会社CEO射殺事件、事件から3日で容疑者を逮捕!3Dプリンター製の銃を所持

米国最大の健康保険会社ユナイテッドヘルスグループの保険部門CEO、ブライアン・トンプソン氏(50歳)が射殺された事件で、容疑者が逮捕された。

9日(現地時間)午後、ニューヨーク警察は緊急記者会見を開き、トンプソンCEO殺害容疑で指名手配されていたルイジ・マンゾーニ容疑者(26歳)を、ペンシルベニア州アルトゥーナのマクドナルド店舗で同日午前に逮捕したと発表した。

マンゾーニ容疑者は、4日未明にニューヨーク・ミッドタウンのヒルトンホテル前でサプレッサー付き拳銃を使用してトンプソンCEOを殺害した疑いが持たれている。警察は監視カメラの映像を公開し、指名手配していたが、容疑者の行方を追うのに苦労していた。

偽造身分証を使用して警察の追跡から逃れていたマンゾーニ容疑者の逃亡劇は、午前9時15分頃、マクドナルド店舗の従業員が顔を認識して通報したことで終わりを迎えた。

警察はまず偽造身分証使用容疑で彼を拘束し、その後、殺人容疑について追加調査を進めている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、逮捕当時、容疑者は事件に使用したとみられる拳銃を所持していた。

ニューヨーク警察捜査課のジョセフ・ケニー課長は、この拳銃が3Dプリンターで製造された部品を組み合わせた「ゴーストガン」と呼ばれるシリアルナンバーのない銃であることが確認されたと述べた。

警察は今回の犯行が保険金支払いに関する不満に関連している可能性を重視して捜査を進めている。マンゾーニ容疑者は健康保険会社の利益追求行為を非難する声明を所持していたことが判明している。

NYTによれば、マンゾーニ容疑者はボルチモアの私立高校を首席で卒業し、ペンシルベニア大学でコンピューター工学の学士号と修士号を取得している。

現場で回収された銃弾の薬莢には「deny(否定)」、「defend(防衛)」など、保険会社が保険金支払いを拒否する際に使用する戦略が刻まれていたことが確認されている。このため、今回の事件が保険金支払いをめぐる不満と関連している可能性がさらに注目されている。

射殺されたトンプソン氏は20年以上ユナイテッドヘルスグループに在籍し、2021年から健康保険部門のCEOを務めていた。同氏は犯行当日、ヒルトンホテルで開催される年次投資家イベントに出席する予定だったが、悲劇に見舞われた。

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