トランプ次期大統領「関税爆弾」の発言に続き、
カナダ首相に「米国の51番目の州になれ」と冗談
ドナルド・トランプ米次期大統領は、カナダを米国の「州」とし、カナダのジャスティン・トルドー首相を「州知事」と呼ぶ投稿をソーシャルメディア(SNS)に行った。
10日(現地時間)未明、トランプ次期大統領は、SNSのトゥルース・ソーシャルに「先日、素晴らしいカナダ州のジャスティン・トルドー州知事との晩餐を楽しんだ」と投稿した。
さらに、「関税と貿易に関する重要な議論を引き続き行うため、州知事と再び会えることを楽しみにしている。その結果は、皆にとって非常に良いものになるだろう」と付け加えた。
トランプ次期大統領のこうした発言は冗談だとしても、カナダ国民の感情を害する可能性があり、外交問題を引き起こす恐れがある。
先月25日、トランプ次期大統領は、犯罪と麻薬がメキシコとカナダを経由して米国に流入していると主張し、この問題が解決するまで両国からの全輸入品に25%の関税を課すと表明した。
この「脅し」によりカナダドルが下落するなど衝撃が走り、トルドー首相は先月29日、トランプ次期大統領の私邸であるフロリダ州マー・ア・ラゴに赴き、晩餐を兼ねて約3時間の協議を行った。
その際、議論の中でトランプ次期大統領はトルドー首相に対し、「関税が怖いなら、カナダが米国の51番目の州になればよい」といった趣旨の発言をしたと、フォックス・ニュースは報じている。