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2024年12月16日月曜日
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二日酔いを避けるための秘訣!ケンブリッジ大学が解明した「酒を飲む順番」の新事実

飲み会では、酔いを抑えたり翌日の二日酔いを軽減したりするために、アルコール度数の低い酒から飲み始める人が多い。しかし、この方法が本当に酔いの軽減につながるのだろうか?

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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「ケンブリッジ大学」の研究チームによると、飲酒の順序と二日酔いの程度には関連性がないことが明らかになった。同チームは、飲酒順序が二日酔いに与える影響を調査し、19~40歳の参加者90人を対象に研究を行った。

参加者は3つのグループに分けられ、第1グループはビール1.5Lを飲んだ後に白ワインを4杯、第2グループは白ワイン4杯を飲んだ後にビール1.5Lを摂取。最後のグループは、ビールかワインのいずれか一方を飲んだ。全員の血中アルコール濃度は0.11%に維持された状態で実験が進められた。

飲酒後に水1杯を飲んで就寝した参加者は、翌日、喉の渇き、疲労、頭痛、めまい、吐き気、腹痛、食欲不振といった二日酔い症状について評価を受けた。その1週間後、各グループはビールとワインの飲む順序を入れ替えて、同様の実験を繰り返した。

研究結果では、どのグループでも二日酔い症状の重症度に大きな差は見られなかった。また、血液検査や尿検査の結果にも有意な差はなく、飲酒順序が二日酔いに影響を与えないことが示された。二日酔いの重症度は、摂取したアルコールの量によって影響を受ける。アルコール度数の低い酒から飲み始めると、心理的な補償作用が働き、結果的に過剰摂取のリスクが高まる可能性がある。

一方で、単一の種類の酒を飲むことは、二日酔いの軽減に役立つ可能性が示唆されている。アルコールは10~15度の濃度で体内に最も吸収されやすいとされている。ウイスキーや焼酎をビールと混ぜて飲むと、アルコール度数が10~15度になり、酔いが早く回りやすくなる。また、複数の酒を混ぜて飲むことで、各酒に含まれるさまざまな成分が混ざり合い、化学反応を引き起こすため、二日酔いの症状がより深刻化する恐れがある。

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