千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムでのMLB進出を目指し、複数の球団から注目を集める佐々木朗希が、東海岸の名門ニューヨーク・ヤンキースと近日中の面談を予定しているという。
19日(日本時間)「MLB.com」はヤンキースが佐々木争奪戦に名乗りをあげたと報じた。
ヤンキースのキャッシュマンGMは「具体的な日程はまだ決まっていないが、近日中に佐々木側と直接面談する予定だ」と説明した。
2001年生まれの佐々木は、2020年に千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で入団し、プロデビューを果たした。
192㎝の長身から剛速球を繰り出す本格派右腕だ。
これまで先発投手として64試合に登板し、505奪三振を記録し、2022年には世界新記録となる13打者連続奪三振、NPB記録に並ぶ1試合19奪三振を記録した。
なお、4年間で29勝15敗、防御率2.10の成績を残している。
今季終了後、佐々木はポスティングシステムを通じてMLBに挑戦することを表明した。
MLB.comは「まだ若く、潜在能力も高いことから、今オフに最も注目される先発投手の1人だ」と評価した。
複数のMLB球団が佐々木獲得に関心を示しており、日本人投手が在籍中、または過去に在籍していた球団が特に積極的だ。
佐々木獲得に最も熱心なのはヤンキースだ。
今オフのFA市場で最大の目玉だったフアン・ソトの引き留めに失敗した後、FAやトレードなど積極的に戦力強化に努めている。
2014年には東北楽天ゴールデンイーグルスから田中将大を獲得し、2020年まで先発ローテーションの一角を担っていた。
そのほか、大谷翔平と山本由伸が活躍するロサンゼルス・ドジャースやダルビッシュ有と松井裕樹が所属するサンディエゴ・パドレスなども佐々木獲得に興味を示している。