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2024年12月22日日曜日
ホームモビリティーエスカレードが電動ピックアップに進化!?GMCシエラEVをベースに「高級感MAXデザイン」が話題に

エスカレードが電動ピックアップに進化!?GMCシエラEVをベースに「高級感MAXデザイン」が話題に

キャデラックのSUV「エスカレードIQ」が

大型ピックアップトラックとして登場

ラグジュアリーピックアップモデルへの関心高まる

引用:Instagram@kelsonik

キャデラックの大型SUV、エスカレードのピックアップトラック版であるエスカレードEXT。2001年の2世代目モデルからエスカレードのピックアップトラック派生モデルとして発売された。当時はエスカレードのCピラーより後方に荷台を追加した構成で、フロントデザインはエスカレードの高級感をそのまま継承していた。

しかし、高級ピックアップトラックの限定的な需要により、エスカレードEXTはすぐに生産を終了することとなった。キャデラックは2世代と3世代にわたってエスカレードのピックアップトラック派生モデルを展開したが、2013年以降に発売された4世代モデルではエスカレードEXTを廃止し、市場から姿を消すこととなった。当時は需要が少なかったものの、現在は米国のピックアップトラック市場が活況を呈し、高価格帯のピックアップトラックにも相当な需要が集中している状況だ。

引用:HotCars
引用:Instagram@kelsonik

GMCシエラEVデナリの

プラットフォームを活用

そうした中、最近ユニークな姿を持つキャデラックのピックアップトラックが登場し話題を呼んでいるが、このモデルの正体は何なのか。実は、この画像はキャデラックが実際に発売する新車ではなく、海外の仮想レンダリングデザイナー「ケルソニック(kelsonik)」が制作したキャデラック電動ピックアップトラックの想像図となる。キャデラック・エスカレードIQの最新EVデザインを反映し、ピックアップトラックとして再構成したものだ。

ボディはGMCの大型ピックアップトラック、シエラEVデナリをベースに作られている。シエラEVデナリとエスカレードIQはともに、GMの大型トラックおよびピックアップトラック向けに設計されたBT1プラットフォームを共有しているため、シエラEVデナリにエスカレードIQのデザインを融合させたものと見られる。詳細を見ると、フロントは既存のエスカレードIQのデザインをそのまま踏襲している。

引用:Reddit
引用:Instagram@kelsonik

縦型デイライトと

大型グリルが融合

フロントでは縦型のデイライトとシールド形状の大型グリルが調和している。グリル内には特徴的な発光パターンが点灯し、存在感を放つ。斜線と水平のパターンで構成されるグリルデザインとキャデラックのロゴが同時に点灯し、先進的な雰囲気を醸し出している。さらに、ブラックパネルのグリルが洗練された印象を与えている。

グリルは特徴的な台形レイアウトでフロントを占め、圧倒的な存在感を示している。バンパー部分には大きなエアインテークを配置し、スポーティな雰囲気も演出している。グリルやヘッドランプと同様に台形に広がるバンパーの形状により、デザインの統一感とバランスの取れた外観を実現している。バンパーにはブラックハイグロス仕上げとシルバー系のガーニッシュを採用し、デザイン要素を追加している。

引用:Instagram@kelsonik
引用:CBT News

高級ピックアップに

高まる消費者の期待

サイドビューは既存のシエラEVデナリのデザインをそのまま踏襲している。ピックアップトラック特有の箱形のシルエットが際立ち、サイドステップや直線的なキャラクターライン、角張ったホイールアーチとクラッディングが目を引く。サイドウィンドウのピラーはブラックで処理され、ボディカラーとのコントラストを生み出している。箱形のボディ後方に荷台を備え、ピックアップトラックとしての姿を完成させている。

既存のシエラEVデナリは、開始価格が7万ドル(約1100万円)と高価格にもかかわらず、デザインがやや野暮ったいとの指摘を受けていた。厚いクロームガーニッシュやボディパネルグリル、バンパーガーニッシュなどの直線的なデザイン要素が採用され、ピックアップトラック特有のイメージは際立つものの、価格に見合った高級感を求める声も少なくなかった。このレンダリングが公開された後、エスカレードIQのデザインを適用しただけで商品性が大幅に向上したとの現地消費者の反応も続いており、今後キャデラックがエスカレードピックアップトラックを復活させるかどうか注目が集まっている。

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