米国防総省は16日(現地時間)、ウクライナ戦争に派兵された北朝鮮軍が交戦し、死傷者も出たと発表した。
海外メディアによると、パット・ライダー国防総省報道官は「北朝鮮軍がクルスクで戦闘に参加したとの情報がある」とし、「北朝鮮軍に死傷者が出た兆候もある」と述べた。
ただし、ライダー報道官は北朝鮮軍の死傷者数に関する詳細な情報はないと付け加えた。米国がウクライナに派兵された北朝鮮軍の交戦と死傷者の発生を公式に確認したのは今回が初めてだ。
ウクライナ国防省の軍事情報局も、ロシアのクルスク国境地域で北朝鮮軍30名以上がウクライナ政府軍との交戦で死亡または負傷したと発表した。
また、ウクライナ軍「第414攻撃ドローン連隊」は前日、テレグラムチャンネルで北朝鮮軍を含む数十体の遺体の写真と動画を載せた。
北朝鮮軍の死傷者発生について、ゼレンスキー大統領は生中継で発表された声明で「残念ながら、ウクライナ軍はロシア軍だけでなく北朝鮮軍からも国を守らなければならない状況になった」とし、「この戦争で北朝鮮の人々が命を落とす理由はない」と述べた。
さらに「北朝鮮軍は訓練中も顔を露出することが禁じられている」とし、「我々との戦闘後、戦死した北朝鮮兵士の顔を文字通り焼却している」と明かした。