暗号資産（仮想通貨・コイン）市場でドージコイン（DOGE）が再び脚光を浴びている。
暗号資産アナリストのディマ・ジェームズ（Dima James）氏は、ドージコインが今回の市場サイクルで10ドル（約1,569円）を超え、最大80ドル（約1万2,559円）に達する可能性があると指摘し、投資家の注目を集めている。
22日（現地時間）、暗号資産専門メディアのニュースBTCによると、ジェームズ氏は過去のデータを基にドージコインの上昇可能性を分析し、最高値到達時期を2025年2月11日から5月7日の間と予測した。
ジェームズ氏は、ドージコインが4年周期の市場サイクルに従い、毎回ビットコイン（BTC）価格がピークを迎えた後、3〜4週間後に最高値を記録するパターンを示してきたことを強調した。
彼は、ドージコインが今回のサイクルの3年目である2024年に、前回のサイクル（2016年、2020年）の3年目を上回る成績を収めており、4年目の2025年にはさらなる上昇の可能性があると分析した。
特にジェームズ氏は、ドージコインが2024年末に0.31ドル（約48円）に達する可能性が高く、これがドージコインの3年目の成績として最高の結果になると評価した。
2025年には、ドージコインの普及率の向上と技術的進展が価格上昇を加速させるとし、その潜在力を強調した。
ドージコインの技術分析に関する別の興味深い見解も示された。
暗号資産アナリストのトレーダー・ターディグレード（Trader Tardigrade）氏は、ドージコインが現在、局所的な底値を形成している可能性が高いと主張した。
彼は日足チャートでドージ・ドラゴンフライ（Doji Dragonfly）がフィボナッチ0.618レベルに到達しており、このレベルでの価格拒否（リジェクション）が底値のシグナルである可能性があると分析した。これは、ドージコインが短期的に安定した足場を確保し、今後上昇するための基盤となる可能性を示唆すると主張している。
ドージコインが2025年に最高値を記録し、ミームコインとしての潜在力を証明するかどうかは依然として議論の余地はある。2013年のインターネットミームから着想を得て誕生したドージコインの実用性と技術的限界は、今なお批判の対象となっている。