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2024年12月25日水曜日
ホームニュース「100人死亡、1,000人負傷」北朝鮮軍がロシアでの戦闘で消耗、韓国政府の対応は依然不透明

「100人死亡、1,000人負傷」北朝鮮軍がロシアでの戦闘で消耗、韓国政府の対応は依然不透明

引用:ウォロディミル・ゼレンスキー大統領のXアカウント
引用:ウォロディミル・ゼレンスキー大統領のXアカウント
引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

韓国の国家情報院は19日、ロシアのウクライナ侵攻に派兵された北朝鮮軍約100人が戦闘中に死亡したと伝えた。しかし、北朝鮮軍が本格的な戦闘に参加するなど、北朝鮮とロシアの軍事協力の進展に応じて「段階的対応」を取るとしていた政府は、依然として明確な立場を示していない。

国家情報院はこの日、国会情報委員会に対し、ロシア西部クルスクに配置された約1万1,000人の北朝鮮軍が今月から戦闘に投入され、約100人が死亡し、約1,000人が負傷したと報告した。北朝鮮軍の大半は突撃隊として消耗され、ドローン攻撃への対応能力が不足しており、むしろ負担になっているという情報も伝えられている。

これに対し、韓国政府は特に反応を示さなかった。ハン・ドクス韓国大統領権限代行はこの日、臨時国務会議でこの問題に関する言及はなく、対北政策を担当する統一部の当局者は「北朝鮮内部で派兵事実を隠すのが難しくなる可能性がある」という先月の分析を繰り返した。

国家安保室・国防部とともにウクライナへの武器支援を含む段階的対応を警告していた外交部ですら、特に立場を示さなかった。ただし、段階的対応の基本方針は変わらないと付け加えた。

韓国外務省の当局者は「外務省として特に申し上げることはない」としながらも、「北朝鮮とロシアの軍事協力に対する段階的対応の方針は変わらないが、どの段階でどのような行動が基準となるかは、具体的に明らかにしていない」と述べた。

ユン・ソンニョル大統領の「非常戒厳」を巡る捜査で混乱した国防部、ユン大統領の弾劾訴追により職務が停止され、国家安保室が事情により独自の立場を示せない状況となっている。

結局、ユン大統領の弾劾政局によって、政府が強く打ち出していた北朝鮮とロシアの軍事協力への対応が一時的に機能不全に陥ったと言える。

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