26日(現地時間)パレスチナの報道関係団体「PJU」によると、イスラエルの空爆で車両に攻撃を受けた「アルクッズ・トゥデー・チャンネル」所属の記者5人がガザ地区で死亡したという。
一方、イスラエル軍は彼らは記者ではなく過激派組織「イスラム聖戦」のメンバーだと主張している。
「AFP通信」によると、死亡した記者が所属していたアルクッズ・トゥデー・チャンネルは「ガザ中心部のヌセイラト難民キャンプで記者たちが乗っていた車両にミサイルが命中した」と声明の中で明らかにした。
このチャンネルはイスラム聖戦と提携しているという説が濃厚で、イスラム聖戦はガザ地区でハマスとともにイスラエル軍と戦い、昨年10月7日に起こったイスラエル奇襲攻撃にも参加したといわれている。
アルクッズ・トゥデー・チャンネルは攻撃を虐殺だと非難し、「記者たちは報道と人道の任務を遂行中に殺害された」と指摘し、「我々は抵抗のメディアとして今後もメッセージを発信し続けることを誓う」と強調した。
一方、イスラエル軍は空軍が「ヌセイラトでイスラム聖戦のテロリストが乗った車両をターゲットに攻撃した」と声明を通して発表した。
その後、死亡した5人の名前を掲載し、「複数の関係者の情報から、彼らがジャーナリストを装ったイスラム聖戦のメンバーであることを確認した」と主張した。
目撃者によると、イスラエル軍が発射したミサイルがアルアウダ病院の前に駐車していた車両に命中して、車両が炎上し、乗っていた人々が死亡したという。