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2024年12月29日日曜日
ホームニュース「日本に深い愛着がある」反日イメージのイ・ジェミョン代表、水嶋大使との会談で異例の親日発言…弾劾混乱の最中で日韓協力を強調

「日本に深い愛着がある」反日イメージのイ・ジェミョン代表、水嶋大使との会談で異例の親日発言…弾劾混乱の最中で日韓協力を強調

引用:Newsis
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引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

韓国与野党の代表は26日、国会を訪問した水嶋光一駐韓日本大使と会談し、揃って日韓関係の重要性を強調した。特に、与党「共に民主党」イ・ジェミョン代表は「反日」イメージを意識してか、「日本に対する愛着が深い」と述べた。

まず、与党「国民の力」のクォン・ソンドン代表権限代行兼党首はこの日、水嶋大使との会談で、ユン・ソンニョル大統領の戒厳令宣言と弾劾情勢に触れ、「やや混乱した国内政治状況の中で、これまで堅固に築いてきた日韓関係と日米韓協力が後退する懸念が日本や国際社会で提起されているが、韓国政府は、(ハン・ドクス大統領権限代行を中心に揺るぎなく国政運営を継続している」と強調した。

クォン党首代行は続けて「国民の力は両国関係の発展と日米韓協力強化の戦略的重要性を明確に認識しており、これを行動で示してきた」とし、「今後も両国が共有する自由民主主義と市場経済の価値に基づき、強固な日韓関係と日米韓協力が揺らぐことのないよう引き続き支援していく」と述べた。

民主党が同日、ハン大統領代行の弾劾訴追を推進する状況にもかかわらず、安定した国政運営を強調したので、権限代行が後退されても憲法と法律に則って国政が運営されている状況を強調したものとみられる。これは、外交当局が主要国に国内情勢を説明する際にも用いた表現と論理でもある。

イ代表も水嶋大使との会談で「日米韓協力と日韓協力は韓国の重要課題」とし、同様に日韓関係と日米韓協力の重要性を強調した。注目を集めたのは、イ代表が「私は個人的に日本に対する愛着が非常に深い」と自称し、積極的な融和メッセージを発信した点である。

イ代表は「かつて日本の侵略や韓国国民に対する人権侵害に敵対感を抱いていたが、弁護士時代に日本を訪問し、考えが大きく変わった」と述べ、「日本に長期出張した際、日本国民の親切さと勤勉さに非常に魅了された」と語った。

これは民主党が日韓の歴史問題を厳しく批判し、蓄積された反日イメージを意識した発言とみられる。弾劾情勢でイ代表が有力な大統領候補として浮上する中、日本国内で日韓関係が再び悪化する懸念が出ているため、日韓協力を継続する意思があることを示そうとする意図が読み取れる。

ただし、イ代表は歴史問題への言及も忘れなかった。ユン政権が実現した日韓関係改善を「不安定な関係」と位置付けもした。

イ代表は「最近の日韓間の対立要因の一つが歴史問題だ。両国の政治家がそうした苦痛や傷を癒すための努力を互いにすべきだ」と述べ、「現在の不安定な日韓関係は両国にとって決して有益ではない。可能な限り未来志向で互いを尊重し、双方に利益をもたらす道を見出すべきだ」と語った。

さらに「歴史問題と切り離して交流協力が活発に行われれば、日本に敵対的感情を抱いていたイ・ジェミョン」という人物が考えを一新したように、日韓関係も根本的に改善される余地が大きくなるだろう」と強調した。

水嶋大使は与野党の代表に「今月の韓国内の一連の動向について、日本政府は特別かつ重大な関心を持って注視している」と述べ、「日本にとって韓国は国際社会の様々な課題でパートナーとして共に協力すべき重要な隣国だ」と応じた。

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