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2025年01月09日木曜日
ホームニュースウクライナ軍、クルスクで捕虜となった北朝鮮兵士が重傷により翌日死亡…戦況が厳しさを増す

ウクライナ軍、クルスクで捕虜となった北朝鮮兵士が重傷により翌日死亡…戦況が厳しさを増す

ウクライナ軍に捕らえられた北朝鮮軍兵士1名が、負傷の悪化により翌日死亡したことが明らかになった。

韓国国家情報院は27日、「26日に捕らえられた北朝鮮軍兵士1名が重傷により翌日に死亡したことを同盟国の情報機関を通じて確認した」と発表した。

ウクライナの軍事専門メディア「ミリタルニ」は26日(現地時間)、ウクライナ特殊部隊(SOF)がロシア・クルスクで作戦を実施中に北朝鮮兵士を捕らえたと報じ、その兵士の写真を公開した。この報道について、韓国国家情報院は事実であることを確認した。

「ミリタルニ」は、SOFがテレグラムで公開した北朝鮮兵士と思われる人物の写真を報じ、「ウクライナ軍がロシア側で戦闘を行った北朝鮮軍兵士を初めて捕らえた可能性が高い」と伝えた。

また、「写真の男性は重傷を負っているように見えるが、治療の有無や現在の状態は確認できていない」とも述べた。SOFはこの兵士のほか、ロシア製BTR-82装甲車や武器、文書などを戦利品として押収したという。

北朝鮮は、1万1,000人以上の兵力をロシアに派兵したとされる。派兵された北朝鮮兵士らは、ウクライナに奪還されたクルスクに配備され、最近では本格的に前線に投入されているという。

ウクライナ軍は、最近、ドローンによる北朝鮮軍への攻撃の映像や遺体、身分証明書などを相次いで公開し、北朝鮮軍の被害実態を明らかにしている。これにより、異国の戦場で「人間の盾」として使われている北朝鮮軍の士気が低下し、同時に、北朝鮮がロシアを支援している事実を強調され、国際的な圧力をかける狙いがあるとみられる。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、X(旧:Twitter)を通じて、クルスクでの北朝鮮軍の死傷者が3,000人を超えたことを明らかにした。

ウクライナ国防省傘下の情報総局(GUR)は、北朝鮮軍兵士が現代戦、特にドローンの使用にほとんど経験がなく、第二次世界大戦時のような原始的な戦術を用いていると指摘している。

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