暗号資産(仮想通貨・コイン)市場では、ドージコイン(DOGE)は力強い上昇傾向を示し、投資家の注目を集めている。
仮想通貨市況プラットフォーム「コインマーケットキャップ」のデータによると、5日(韓国時間)午後4時現在、ドージコインの価格は0.39ドル(約61円)前後で取引されている。これは1週間前と比べて約20%の上昇を示している。
この上昇傾向は短期及び長期投資家の関心を引き、さらなる価格上昇の可能性を示唆している。
暗号資産専門メディア「ビットコイニスト」は、ドージコインが0.3563ドル(約55円)の抵抗線を突破し、市場で重要な転換点を迎えたと分析している。
同メディアは、この抵抗線突破がドージコインの上昇モメンタム強化を意味し、特に移動平均収束発散法(MACD)が強気シグナルを発しているため、今後の上昇の可能性が高まっていると予測している。MACDは市場トレンドを把握する信頼性の高い指標として広く評価されている。
もし、ドージコインがこの上昇基調を維持すれば、価格は0.4484ドル(約69円)と0.5920ドル(約93円)の抵抗線に到達する可能性が高い。一方、市場センチメントが悪化したり、買い圧力が弱まった場合、0.3563ドルの支持線をテストし、調整局面に入る可能性もある。
類似の事例として、2021年上半期にビットコイン(BTC)も主要抵抗線を突破し、強気モメンタムを形成した。当時、MACDなどの技術的指標がビットコインの上昇を後押しし、その後価格は6万ドル(約949万円)を突破する力強い上昇を記録している。
専門家によると、ドージコインの今後の上昇は、買い圧力や市場センチメント、そして主要支持線の維持に大きく左右されるとみられる。MACDを含む複数の技術的指標が好材料を示す一方、調整リスクも排除できないため、投資家は市場のボラティリティに注意を払い、慎重な投資戦略を立てることが求められると話した。