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2025年01月10日金曜日
ホームニュース全国のインフルエンザ患者数が現行の統計方法を開始以降最多に、大分では医療機関当たり「104.84人」

全国のインフルエンザ患者数が現行の統計方法を開始以降最多に、大分では医療機関当たり「104.84人」

現行の統計を始めた1999年以降、インフルエンザの患者数が最多を記録した。

9日、国立感染症研究所などによると、先月23日から29日までの1週間に全国約5000ヶ所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は31万7,812人で、前の週より10万人余り増加した。

1医療機関当たりでは64.39人と、前の週より21.73人増加している。

これは警報基準の「30人」の倍以上となり、10週連続の増加で現行の統計方法が導入された1999年以降、患者数は最多となった。

大分県が最も多く104.84人、次いで、鹿児島県(96.4人)、佐賀県(94.36人)、熊本県(92.56人)、宮崎県(90.24人)の順となっている。

そのほか、愛知県(82.35人)、大阪府(67.53人)、東京都(56.52人)など、45の都道府県で「30人」を超えた。

データをもとに推計されるこの1週間の全国の患者数は258万5,000人となり、昨年9月2日以降の累積患者数は593万7,000人とされる。

インフルエンザによる子どもの死亡例も発生している。

静岡市にある静岡県立こども病院では、先月から年始にかけて3人の子どもがインフルエンザ脳症と診断され、このうち幼児1人が死亡した。

厚生労働省は、手洗いやうがい、マスクの着用、換気など、感染対策の徹底を呼びかけている。

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