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2025年01月10日金曜日
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「このまま中国で生きていけない」習近平政権下で100万人超が亡命を申請、急増する亡命者数とその背景とは

「このままでは生きていけない」

習近平政権下で中国人の国外亡命申請者が100万人超、状況が深刻化

引用:新華社
引用:新華社

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の政権下で、2012年から2024年までに国外亡命を申請した中国人の数が100万人を超えたことが明らかになった。

10日、国際人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の統計に基づいて集計したデータを発表した。それによると、2012年から2024年までの中国人亡命申請者数は115万8,739人に達し、2024年の暫定値も含まれている。

同団体は、「UNHCRの統計が明確な傾向を示しており、習主席の政権下である2012年から2024年の間に100万人以上の中国人が亡命を申請した」と6日発表した。

習近平政権の初期、2012年には1万2,362人だった亡命申請者数が、昨年の暫定値では17万6,239人に達し、1,426%の急増となっている。特に注目すべきは、2022年の亡命申請者数が、習主席の前任者である胡錦濤(フー・チンタオ)主席の10年間の亡命申請者数と同水準だったことだ。

習主席は2012年11月15日に中国共産党総書記に就任し、政治序列のトップに立った。最も多くの中国人が亡命を申請した国は米国であり、オーストラリア、ブラジル、韓国、英国なども主要な申請先として挙げられている。

中国政府は共産党体制を批判したり、香港の民主化運動を支持したりする活動家や芸術家、ジャーナリストを逮捕・拘束し、国際社会からの批判を浴びてきた。

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