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2025年01月15日水曜日
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ロシア・北朝鮮間の観光交流…当初の数千人予想に対して、実際の訪問者数は約1,500人に留まる

引用:ニュース1
引用:ニュース1

昨年北朝鮮を訪れたロシアの観光客が約1,500人にとどまり、当初両国が予想していた数を大きく下回ったことが明らかになった。

14日、自由アジア放送(RFA)は、ロシアの沿海地方政府が公式ウェブサイトを通じて、2024年の1年間に約1,500人のロシア観光客が北朝鮮を訪れた事実を公表したと報じた。

沿海地方政府によると、ロシアの観光客のうち300人は鉄道を利用し、70%が沿海地方以外のロシアの他地域の住民だった。昨夏にはロシアの子供76人が江原道元山にある松都園国際少年団野営所を訪れたという。

沿海地方の北朝鮮観光専門旅行社「ボストーク・イントゥール」は、「2025年も多くの人が北朝鮮を訪れたいと考えている」とし、「春の連休に合わせて大規模なイベント、祭り、コンサートが開催される北朝鮮を訪れようとする人が100人以上」と説明した。

しかし、これは両国が当初予想した観光客数を大幅に下回る数字だ。

オレグ・コジェミャコ沿海地方知事は昨年7月、「2024年には数千人のロシア住民が沿海地方を経由して北朝鮮を訪れるだろう」とし、「鉄道の運行が正式に再開されれば、観光客の流入がさらに増加するだろう」と予想していた。

北朝鮮は新型コロナウイルス流行以降、長期間封鎖していた国境を一部開放しつつも、観光はロシア国籍者に限って制限的に許可している。先月からは北朝鮮とロシア間の定期旅客列車が再開され、現在週3回運行されている。

沿海地方当局は今年の訪朝ロシア観光客数が1万人に達すると期待しているが、一部では北朝鮮がロシア人に好まれる観光地ではないとの指摘も出ている。

ロシア出身の北朝鮮専門家であるアンドレイ・ランコフ国民大学教授は、「北朝鮮は黒海沿岸、テュルキエ、エジプトなどと比較すると、インフラ面でそれほど魅力的な観光地ではない」とし、「また、北朝鮮を訪れるロシア人は常に監視下に置かれるため、北朝鮮は観光目的地としての価値が低い」と述べた。

一方、北朝鮮は今年4月に6年ぶりに平壌国際マラソンを再開し、6月には元山葛麻海岸観光地区を開業すると発表するなど、年初から外国人観光客誘致に積極的に取り組んでいる。

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