ジョー・バイデン米大統領は、過去4年間で中国、ロシア、イランなどの敵対勢力が弱体化したと評価した。
13日(現地時間)、ロイター通信によると、バイデン氏は米国ワシントンDCの国務省で最後の外交政策演説を行い、「4年前と比べて、米国はより強く、同盟国はより強固になり、敵対国や競争相手は弱体化した」と述べ、「そのために戦争を行ったわけではない」と語った。
さらに「ロシアを考えてみよう。プーチン大統領はウクライナに侵攻した。彼は数日でキーウを制圧できると考えていた」とし、「開戦以来、キーウの中心に立ったのは彼ではなく、私だけだった」と付け加えた。
シリアでアサド政権が崩壊したことに触れ、「イランは数十年来で最も弱体化している。我々の行動が大きく寄与したことは疑いない」と主張した。
また、バイデン氏は敵対国が苦境に立たされる中、米国経済は着実に成長を続けており、今後数十年にわたって世界最大の経済大国であり続けるとの見方を示した。
「我が政権は次期政権に非常に強力な布石を残す」とし、「米国は再び世界の先頭を走っている」と強調した。
さらにバイデン氏は、中国が決して米国を凌駕することはないと断言した。「最新の予測によれば、中国は現在の路線では決して我々を追い越すことはない」とし、「私は米中間の複雑な関係を管理してきたが、大統領在任4年間、この関係が対立に発展することはなかった」と述べた。
バイデン氏は、ガザ地区の停戦および人質解放交渉も間近に迫っていると言及した。
「あまりにも多くの罪のない人々が命を落とし、多くの地域社会が破壊された」とし、「パレスチナの人々は平和を享受し、自らの未来を決定する権利がある」と明言した。
続けて「イスラエルは平和と安全を享受する権利があり、人質とその家族は再会すべきだ」とし、「だからこそ、我々はこの和解を実現するために全力を尽くしている」と述べた。