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2025年01月22日水曜日
ホームトレンドスポーツ「生まれた性別でしか競技参加できない」米下院可決で物議…トランスジェンダー選手の女子スポーツ参加制限へ

「生まれた性別でしか競技参加できない」米下院可決で物議…トランスジェンダー選手の女子スポーツ参加制限へ

引用:ニュース1
引用:ニュース1

共和党が多数を占める米下院は14日(現地時間)、連邦政府の資金援助を受ける学校や教育機関において、トランスジェンダーの選手が女子スポーツに参加することを制限する法案を可決した。

CNNは、この日下院は賛成218票、反対206票で同法案を可決したと報道した。民主党議員のうち3名が離反票を投じた。この法案に賛成票を投じた民主党議員は、テキサス州選出のビセンテ・ゴンザレス議員とヘンリー・クエラー議員だった。

上院でも共和党が53議席で多数を占めているが、この法案が上院を通過するには60票が必要だ。CNNは、上院の民主党から少なくとも7票の離反票が必要だと伝えた。共和党がトランスジェンダー選手の女子スポーツ参加を制限する内容の法案を提出したのは今回が初めてではない。昨年、下院の共和党議員らはこの法案を賛成219票、反対203票で可決したが、当時は民主党が上院で多数を占めていたため、上院の壁を越えることができなかった。

「スポーツ女性と少女を保護する法案」と名付けられたこの法案は、トランスジェンダーの女性と少女が自身の性自認に合ったスポーツチームでのプレーを禁止するものだ。共和党は、この法案の差別禁止法(タイトル・ナイン)の遵守可否を判断するため「性別は出生時の生物学的・遺伝学的特徴のみに基づいて認定される」と要求するように連邦法を改正する方針だ。タイトル・ナインは、連邦政府から資金援助を受ける教育プログラムや活動において、性別を理由とした差別を禁止する内容で、学校などの教育機関に適用される。

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